2010年3月17日水曜日

オレンジ #16

via del corso をしばらく歩いたあと途中横道に入りながらその近辺を歩き回っていた。
すると次に登場したのが、パンテオンだった。本当にこの国は細い路地を抜けたらすごい建造物がゴロゴロでてくる。
建物自体が現代的ではないので高さがないため、遠くから見てもわからないというのもあるのだろう。パンテオンを例えるならこれしかないという例えがある。聖闘士星矢だ。
私ぐらいの歳の人なら必ずしも通ったであろう漫画だ。子供の頃風呂場でダイヤモンドダストの練習をしていた方もいるのではないだろうか。
私はしてました。しかし一度も風呂場の水を氷にする事はできず、気づいたらドラゴンボールのカメハメ波の練習をしていたのを思い出します。
そんな当時の記憶すら鮮明に思い出させてくれたパンテオンだった。
次に目指した場所はブレリム一番のおすすめの場所Piazza NAVONA。ここは華と白の建物に囲まれた広場で2つの噴水に囲まれた場所だった。

ブレリムがおすすめしていたのもわかる気がした。ストリートミュージシャンが数名いてギター1本でその場所に訪れた人に歌を歌っていた。
この空間で歌うとどれほど気持ちがいいだろうか。もしこんな場所が日本にあって子供やペットでも連れて散歩したら平和な気分になれるだろう。
ストリートミュージシャンの曲を少し聞きながら平和な気分になり、おすすめランキングには入っていなかったがブレリムが熱く語っていた次なる場所へと向かった。
そこはFLOWER SQUAREことジョルダーノ・ブルーノが教会によって火刑にされた場所だった。ジョルダーノ・ブルーノは宇宙は有限と言われていた時代に宇宙は無限だと言い続けた人で最後の最後まで自分の意思を貫き通した人だ。彼が判決時、審問官に対し「私よりもこの判決を申し渡したあなたたちの方が恐怖に震えているのです」という名言も残している。なんて強気で芯のある言葉だろうか。誰一人として言い出した事のない、当時考えられない事を命を張ってまで提唱し続けた。そんな偉大な人が焼かれた場所だ。そこでは市が開かれており、この場所であっているのかと思うような雰囲気だった。しかし歩いていくと確かにそこには彼を讃えた銅像が建てられていた。
聖域というより、ローカルな生活が垣間見えるそんな場所になっていた。
多分ブレリムに何も聞いていなければこの場所に来ても何もわからなかったかもしれない。しかし聞いていたおかげでいろんな視点からこの場所を見る事ができた気がする。

そして私はローマにさよならする時間になり、テルミニ駅へ向かいフィレンツェ行きのチケットを買う事にした。
ローマ駅へ向かう途中ブレリムからメールが入ってきた。
「ごめん。今メール見たよ。でも私は今とても忙しくて時間がないから貴方をローマ案内してあげれない。でも、貴方がまだローマに長くいれるなら時間見つけて案内するよ。」
私はローマの最後の最後でメールをもらった。本当はまだここにいたい気持ちもあったがまだ旅は長いため、私はブレリムの気持ちに感謝しつつフィレンツェ行きの切符を買い、ローマを後にした。また来ようと思ったそんなメールをもらった。

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