私とブレリムはマップとノートを広げ、二人で話しながらおすすめの場所を記入し始めた。彼のおすすめは多かったためランキング付けしてもらう事にし、ブレリムおすすめNO.1スポットはP.ZZA NAVONAという広い広場だった。
その後もいろんな会話をして私はまた別の種類のビールを飲みいい気分になっていた。
私がおつまみを頼むとさっきのステッカーのお礼といってお皿一杯のピッツァを小さく切ったようなものを逆にプレゼントしてくれた。私は部屋にノートを取りに戻った際にもう1つイタリア語の本を持ち出していた。その本を頼りに英語とイタリア語を混ぜ合わせ私なりに伝えたい事を書いた。
「You venire japan. I accompagnare japan. Sono contento di averti incontarto. Ci vediamo」
「日本においで!私が案内するよ。あなたに会えてよかった。また会おう。」
という文を作った。めちゃくちゃな文だが彼には通じたようだ。
「私も同じです。また会いましょう。」
と彼も笑顔で答えてくれた。私は明日このYHをでる予定だったので、彼と連絡先を交換してサヨナラした。
私は部屋に戻り、ふと思い立ち、ブレリムに明日時間があるならローマを案内してくれないか?とメールを送った。しかし彼のアドレスはPCのアドレスだったためすぐに返信はなかった。
部屋に戻るともちろん昼間と変わらず寒いままの部屋で私以外誰一人として泊まっていなかった。この夜も私は寒さに耐えながら眠りについた。
翌日早めに起き、ローマを駆け足で回る事にした。YHで朝食を済ませいざ出発。
昨日お世話になった店を横目に余韻に浸りながらバス停へとむかった。
昨日とは違い天気もよく清々しい朝だった。
彼のおすすめランキング通りに行くと効率が悪いためYHから近い順に回る事にした。まずは、OTTAVIANOからメトロでFLAMINIOで降りた所のPiazza Del Popoloという広場へ向かった。
この広場はヴァチカン程はないがとても広く中央には高くそびえ立つ塔とサイドには大きな彫刻があり、それを更に輝かせるかのように太陽の光が差し最高の広場だった。観光スポットとして有名なのかは定かではないがここにも朝早くから沢山の人で賑わっていた。
その後その広場から繋がっているvia del corsoという道はおもしろいと聞いていたので進んで行く事にした。
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