その後、私達は日曜の昼間からビールを飲み休憩し、次の場所へ向けて自転車を走らせた。
走り出して、しばらくして夏しか営業していないフィレンツェの野外クラブ「セントラルパーク」も通過した。いつか夏来たら必ず行きたい場所だ。
ドゥオーモやポンテ・ベッキオを通り、アルノ川沿いを走る事にした。
しばらく川沿いをツーリングした後、路地へ入り一軒のお店へ立ち寄った。
ローカル感満載のお店だ。
店内には肉の薫製が上からつり下げられており、その肉をおじさんが一つ一つ機械に入れ、スライスしていた。
お客さんも多く一人で全てやっていたのでかなり忙しそうだった。このお店はフィレンツェでも珍しく日曜に空いているお店だそうだ。そのためお客さんも多いらしい。
肉の盛り合わせとチーズを頼み、そのお店のハウスワインを頂く事にした。
ワインは始めに飲んだ時とチーズや肉と一緒に飲むワインとでは、味が変化していった。
酸素に触れたのも味が変わった理由だろう。
そのときこのワインが七変化していく飲み物のように感じた。
気づいたら私達はもう一杯頼んでいた。
極上のワインと肉とチーズ達。
贅沢すぎる時間を過ごした後、次なる場所へと向かった。
映画「パンテオン」の舞台となった広場だ。
フィレンツェと言えばこの場所と言われるぐらい大事な場所だそうだ。
私は2日間歩き回ったのにこの場所は辿り着いていなかった。
続いて靴屋巡り。
靴屋に行っても店員が私達の自転車に反応し、ナオさんは自転車の話をしていた。
その勢いのままフィレンツェの自転車屋を見に行く事にしたが日曜だったためどこも空いていなかった。
その時、ナオさんの先輩より電話があり、今日町で自転車に乗っていたらイタリア人のおじさんに家に自転車のいいのがあるから見にこないかとナンパされたそうだ。
ナオさんもそれに誘われ私も付いて行く事になった。しかし夕方から行くそうだ。
その日、私はフィレンツェを出る予定で既に18時のチケットを取っていたが急遽時間を変更し19時に変える事にした。
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