私は21時頃ミラノへ到着した。
もちろんここでも駅を一歩出ると「煙草くれの人」がたくさんいた。ミラノ駅はとても巨大でそれだけでも観光スポットになるような所だった。
私は駅の近くのホテルを予約していた。比較的わかりやすいホテルだったためすぐに見つかった。
ホテルに到着し、下のインターホンで呼び出しするとゲートが開いた。
エントランスまで行くと、前日電話で話をしたおばちゃんが心よく迎えてくれた。
少しふっくらしていて眼鏡をかけていた。愛想がよく、きさくなおばちゃんだった。私が泊まったホテルは、ミラノ駅の南側で黒人が多く治安の悪い所だった。外は暗く至る所に黒人が集まっていた。
気がついたら毎回治安の悪い所に泊まっていた。安いからそうなるのだろう。私は疲れていたため早く寝たいと思ったが、お腹が空いたため外にでる事にした。
しかし既に夜遅く、まだミラノでの土地勘もなかったため近場にないか尋ねるとすぐ側に安いお店があるよと教えてくれた。私はその場所へ向かうと本当にすぐ側のお店だった。歩いて1分ぐらいの場所だ。
しかし外観からは中華風の胡散臭い雰囲気を醸し出していた。中国人が経営しているお店のようだった。本当は現地の人が経営しているお店へ行きたかったのだが、まぁ仕方がない。
店内のメニューには「ざるそば」「天ぷら」等日本で馴染み深い食べ物があったため気になったが、ピザを頼む事にした。
ピザを注文すると本格的イタリアンのピザがでてきた。お皿からはみ出す程のサイズで全部食べるのが大変だった。しかしイタリアンなピザを食べても店内は中華風なのでイタリアの気がしない。
私は食事を済ませ、部屋へ戻った。その日は早く寝て、次の日の朝から動く事にした。
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