2階を1周するのにもそこそこ時間がかかるが気づいたら2、3周同じ所を回っていた。次に1階の内部を覗いてみる事にした。1階はかつて戦いのあった場所のすぐ目の前だ。そこでは地下の隠し部屋のようなものがたくさんあり細かく仕切られていた。多分この中に猛獣を入れ試合が始まると地上に放っていたのかなと。コロッセオ内には当時発見された猛獣の骨やのコロッセオのシステムを表したような模型も展示されていた。
私はグラディエーターという映画が好きで何度も見ている。この場所はその雰囲気を感じさせてくれた。もともと映画好きではなかったが、この映画は一度見てからずっと好きだった。最近ではよく映画を見るがグラディエーターはその中でもやはり素晴らしい映画だ。
私はコロッセオを十分に堪能した後、向かいの路店へ向かいコロナビールを買い、近くに腰掛け外側からのコロッセオをおつまみに贅沢なビールを楽しんだ。
コロッセオの隣にパリの凱旋門に似た建物がある。
これはローマに現存する最古の凱旋門、ティトゥスの凱旋門だ。それをくぐり200メートルぐらいだろうか。進んで行くとファロ・ロマーノというかつて政治が行われていた場所の遺跡があった。ここがまたとてつもなく広い。ファロ・ロマーノは坂が多く登ったり下がったりの繰り返しで大型パックを背負った私には登山でも行っているかのようだった。遺跡に関してはこれだけ綺麗に保護されているのに驚いた。
ある一種の町のようだった。例えるならば、ドラゴンクエストのような町があったのではないかと感じさせてくれる。
そして私は修学旅行生でにぎあっていた団体をすり抜け次の場所へと向かった。